8th trip 埼玉~静岡~愛知~滋賀~福井~岐阜~長野県 (4月上旬)

Pocket

お久しぶりです。まだまだ寒い日が続いていますが、道の駅車中泊の旅を再開いたします。今回はいよいよ西日本に足を踏み入れます。走行距離もかなり長くなりそうなので、はじめに長旅のお供の音楽について書かせていただきます。

50年近く、多岐なジャンルの洋楽を聴き散らかしてきた僕ですが、ここにきて洋楽を聴くきっかけとなったビートルズに、一周回って回帰しています。昔揃えたアナログ盤は所在不明なので、オリジナルアルバムCDを全盤大人買い! 友達には「なぜ今さら」と言われていますが、そのきっかけは2つあります。

映画『Eight Days A Week

『アポロ13』『バックドラフト』のロン・ハワード監督が2016年に編集した、ビートルズのライブツアーのドキュメンタリー。今や伝説となった50年前のライブ映像が、4Kリマスターで鮮やかに蘇りました。以前は状態が悪いため観る気も起きなかったライブ映像を改めて鑑賞してみると、4人のカッコよさ、キュートさ、音楽性の高さ、そして何よりライブバンドとしてのポテンシャルの高さを再認識しました。特に、オープニングの「シー・ラブズ・ユー」の少年のような4人の姿と、エンディングのアップル社屋上ゲリラライブの「ドント・レット・ミー・ダウン」の老成されたような4人の姿は好対照です。デビューから解散までわずか7年半、この間にあまりにも多くのものを生み出し続けた人間はここまで変容するのか、ということがとても興味深く感じられました。

漫画『僕はビートルズ』

『ジパング』で、海自の最新鋭イージス艦を太平洋戦争下のミッドウェイ沖にタイムスリップさせたかわぐちかいじが、今度はビートルズのコピーバンド4人をビートルズデビュー前年の東京にタイムスリップさせるという暴挙(?)に出たのがこの作品です。メンバーがたまたま酒場で、自分のオリジナルと称して「イエスタデイ」を歌ったところ、その楽曲の素晴らしさが波紋を広げ、彼らは「抱きしめたい/アンド・アイ・ラブ・ハー」でメジャーデビューしてしまいます。当然、国内外の音楽界で一大センセーションを巻き起こし、ブライアン・エプスタインがマネジメントを申し出てきたり、たまたま曲を聴いてしまったジョン・レノン本人が大ショックを受け(そりゃそうだよ)、デビュー前の本家ビートルズが解散の危機に陥ったりするなど、何でもありの展開に。しかし、かわぐちかいじの老練な画力と構成力で、全編ビートルズ愛とウンチクに満ちた読み応えのある作品に仕上がっています。物語の結末については賛否があると思いますが…。

というわけで、脳内でマージー・ビートを鳴り響かせながら、今回の旅をスタートします。

〇道の駅 思川 (栃木県小山市) ※第1日目

今回の旅最初の立ち寄り地。充電休憩です。平日ですが、駐車場は満車状態。

急速充電器は500円の課金が必要でした。栃木県の道の駅はこのパターンが多いようです。EVオーナーから敬遠されないといいけど…。

館内はかなり広く、品ぞろえも充実しています。

小ぎれいな併設レストラン。価格設定はかなり高めです。餃子定食(5個)が850円にはびっくり!

〇埼玉・山梨県境付近

今日は4月1日、新年度初日で新元号発表の日ですが、ここはこんな天気です。埼玉県ですよ。外気温0度、路面は着雪はないものの凍結寸前、細いノーマルタイヤの重量級ミニバンでの走行は自殺行為ですが、バッテリー残量の関係もあり強行しました。なんとか雁坂トンネルを抜けて山梨県にたどり着いたときは、緊張でのどがカラカラに乾いていました。

〇まほらの湯 ( 山梨県富士川町 )

以前にもお世話になったここで入浴休憩。寒いのに変な汗をかいたので、ここでさっぱりします。着いたのは午後6時過ぎ。温泉博士で無料です。

新年度初日というのに、たくさんのお客さんで賑わっていました。露天風呂にゆっくりと浸かり、サウナで数回汗を流すと、運転の疲れから睡魔が襲ってきました。夕食は適当に済ませて、今日は早めに就寝することにしました。

〇道の駅 富士川 (山梨県富士川町)

本日の車中泊場所です。着いた時には真っ暗。急速充電器で充電を回復させた後、就寝準備をします。外気温はなんと0度! そこで秘密兵器の出番です。

セラミックヒーターです。1200Wで稼働させると、5分程度で車内はポカポカ。火災の心配もほとんどなく、密室でも換気なしでの連続使用が可能です。急速充電器のある道の駅であれば、真冬の宿泊も大丈夫。一晩の使用電力は2~3セグ程度です。それでは、おやすみなさい。

〇桜並木 (静岡県) ※第2日目

静岡県に入ると、桜並木が目に付くようになりました。やはり温暖な気候なんですね。仕事をしているときは、年度初めの忙しさで桜を愛でる気持ちにもならなかったなあ。つい車を止めてしまいました。

〇 ラグーナテンボス(愛知県蒲郡市)

愛知県の海沿いに出ると、急に巨大なリゾートテーマパーク的エリアに入りました。どことなく舞浜や八景島のような雰囲気があります。大ショッピングモールと観覧車は夜景やイルミネーションが素晴らしそう。しかし、平日のせいか人影はまばらです。採算はとれてるのかな…。

その他、会員制の高級そうなヨットハーバーや…。

最近話題の『変なホテル』。さすがにロビーまで入って撮影する勇気はなかった…。

外観からは内容がよくわからないアトラクション施設。『クレヨンしんちゃん』関連か?

燃料電池車用の水素ステーションまである! 実物は初めて見ました。でも閉鎖中…。インフラとして普及するにはまだまだかかりそうですね。

〇三谷温泉ひがきホテル(愛知県蒲郡市)

ラグーナテンボスのほど近くにある、豪華で凝った造りの高級温泉ホテルで入浴休憩です。日帰り入浴1500円が、温泉博士で500円になりました。

日帰り入浴は露天風呂のみ。ちょっとしたプール並みの豪華な岩風呂で、太平洋の景観が素晴らしい。お湯については完全に循環ろ過のようです。ただ、平日とはいえお客は僕一人。チェックイン時間はもうすぐなのに、駐車場には僕の車だけ。これだけの大規模な施設を維持するランニングコストは相当なはずです。 ホテルとしての素養は十分なのに…。

ここの周りにもたくさんの大規模ホテルが林立していますが、心なしかどこも若干寂れた印象はぬぐえません。

さて、滋賀・福井県に向かうためには、岐阜県を経由していくことになります。ロングドライブになりますので、本日の車中泊場所は岐阜県内になりますね。どこか適当な道の駅をスマホで検索していると、位置的にも話題的にも「ここしかない!」という場所が見つかりました。

〇道の駅 平成(岐阜県関市)

昨日の4月1日、新元号の「令和」が発表されました。その翌日にここで車中泊できるのも巡りあわせでしょうね。

昨日まではおそらく相当な混雑ぶりだったのでしょうが、本日は閑散としています。大きな「ありがとう!平成時代」の看板の下には、

こじんまりとした「新元号 令和」の張り紙がありました。

実際に使用されている水車の横に急速充電器。これがあるとEVは安心して車中泊ができます。今夜も寒くなるようなので、セラミックヒーターを稼働させて、おやすみなさい。

〇彦根城(滋賀県彦根市) ※第3日目 

3日目、いよいよ滋賀県到達で西日本入りです。とりあえず琵琶湖を目指しますが、ここにきて今回は全く観光というものをしていないことに気づきました。よし、今日はベタな観光地をめぐるぞ、ということで琵琶湖のほとりのここをまず見学することにしました。

ゆるキャラ・ひこにゃんで有名な国宝・彦根城です。イメージよりも小さい印象でしたが、天守閣の美しさは、正しい日本の城という感じですね。

城壁の周りには、桜の木が効果的に配置されています。このところの冷え込みで開花まで至っていないのが残念。

なんと城壁内に県立高校があります。野球部の子たちがお城の周りをランニングしている姿には、ほっこりさせられました。また、地元ボランティアさんの日常的な清掃活動のおかげで、チリ一つ落ちていません。ただ、城壁内に「ひこにゃん音頭」がエンドレスリピートで流れているのはどうでしょうね…。

城門前の通りのお店たちは、コンセプトを統一してデザインされているようです。外国人観光客に喜ばれそうですね。

〇道の駅 越前(福井県越前町)

一気に福井県に入りました。ここで充電休憩です。ここの名物は名前の通り…。

当然越前ガニ(松葉ガニ・ズワイガニ)です。しかし高いね…。

「越前ガニミュージアム」なるものまで併設されています。

玄関では巨大なタカアシガニ、いや失礼、越前ガニがお出迎え。しかし入場料500円で入る人っているのかな…。

〇 越前・河野しおかぜライン (福井県敦賀市)

駿河湾を沿うように続く海岸道路。無料化されたそうですが、行きかう車はほとんどありません。海岸の景色を堪能しながら、ゆっくりドライブです。

目に入るものは、自然の絶景と時折現れる昔からの漁村のみ。近代的な風景は全くありません。ちょうどビートルズの1STアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』をかけていたのですが、そのモノラル音源のマージービートと風景がマッチし、大袈裟ですが涙が出るほどテンションが上がりました。

〇 東尋坊 (福井県三国町)

ベタ中のベタな観光地ですが、一度は来てみたかった場所です。実物ははっきり言って、大迫力です。意外に観光客が少なかったのも、逆に好感が持てました。

特に規制線などもないようですので、当然、崖の突端まで行こうとする人もちらほら。僕は行きませんでした。こう見えて高所恐怖症ですので…。

〇ふくい健康の森温泉(福井県福井市)

ここで本日の入浴。温泉博士で無料です。大きな運動公園の中にある公共の立派なスパハウスです。

露天風呂・内湯・サウナともに豪華な造り。これで正規料金500円ですからね。やはり原発補助金関係かな?

〇道の駅 一乗谷あさくら水の駅(福井県福井市)

本日の車中泊場所です。福井市内のはずれの農村地区にある静かな道の駅。快眠できそうです。

大きなバーベキューサイト。他にも多目的に利用できるみたいです。

立派な三連水車。さすがは「水の駅」と名乗っているだけあります。

道の駅前の水路を流れる水の量が半端じゃない。水の豊かな土地は何かほっとしますね。

本日の夕食は、途中のお店で買ったハタハタの焼き魚ときのこの炊き込みご飯。車内での食事はにおいがつきそうなのであまりしないのですが、これはあまりに美味しそうだったので迷わず購入。ハタハタの量がすごいのに、ご飯と合わせても500円ちょっと。さすが日本海沿岸ですね。ビールにベストマッチでした。

ビールを飲み干すと、急に疲れと睡魔が襲ってきました。おやすみなさい…。

〇九頭竜川沿いドライブ(福井県大野市周辺) ※第4日目

4日目となりましたが、疲れはまださほどでもないです。これから岐阜県経由で長野県を目指し、九頭竜川沿いをドライブします。他の渓谷との大きな違いは、その水量の多さと流れのゆっくりなところ。渓流とは細い急流というイメージですが、九頭竜川にはそれが当てはまりません。新鮮ですね。

・・・これは九頭龍閃 (Ⓒるろうに剣心)

道沿いにあった湧水地。川の水が豊富なのもうなずけますね。

〇道の駅 九頭竜(福井県大野市)

「恐竜街道」の看板が目立つここで充電休憩です。この道の駅の特徴は、

ローカル線の駅「九頭竜湖」が隣接しているところ。この地域の中心地といったところでしょうね。

飛騨高山に入ったところで、ランチタイムです。この辺りで食事となると、そばか飛騨牛の握りかなあ。しかし、季節外れの寒さのせいで体は冷え切っています。高山ラーメンでも、とスマホでお店を検索していると、良さげなお店がヒットしました。

〇食堂 国八(岐阜県高山市)

食堂というには料亭風の立派な店構えの「国八」さんです。午前11時半の段階で、広い店内は満席。でも待っているのは、僕の前に1組だけ。これは期待できそうです。高山ラーメンもメニューにありますが、満席のお客さんほぼ全員が注文しているこのメニューを選びました。

「焼き豆腐定食」(700円)と「ホルモン焼き」(450円)。どちらも鉄板の上でジュウジュウいっている状態で提供されます。厚さ約1cmの焼き豆腐は、豆腐ステーキと言った方がいいかな。柔らかすぎず固すぎず、ごま油の香ばしさが食欲をそそります。素晴らしいのはホルモン焼き。飛騨牛ホルモンの様々な部位の切れ端を集めて、甘辛いタレをからめて焼き上げてあります。悪い言い方をすれば廃物利用ですが、素材の良さに変わりはありません。何せたったの450円。これが白いご飯に素晴らしく合う! いやー、大当たりのお店でした。

〇野麦街道ドライブ(長野県松本市周辺)

岐阜県高山市から長野県松本市まで、日本の屋根を越える野麦街道ドライブです。

高原の絶景が続きますが、何せアップダウンが激しく、バッテリーの減りが半端ないです。カーナビで検索すると、充電ポイントも限られています。電費マネジメントに十分留意しないと、えらいことになりそうな予感が…。

数少ない充電ポイントの一つ、広大な市営駐車場にたどり着きましたが、オフシーズンで休業状態。充電器もクローズしていたら、電欠はまぬがれません。ドキドキしながら充電器の前まで行くと…。

よかった! 充電器の扉は締まっていましたが、カギはかかっておらず、機械も作動しました。これで松本市まで何とかたどり着けます。

〇松本城(長野県松本市)

個人的に、日本の城郭の中で最もスタイリッシュだと思っているのが、ここ国宝・松本城です。実物を見るのは初めて。遠くの山並みや周りの街並みにも溶け込んでいる感じで、しばらく見とれてしまいました。

別角度から。白漆喰と黒漆塗りのコントラストが本当に素晴らしい。写真では伝わり切れませんね。来てよかった。

お堀のすぐ前にある松本神社。一応お参りをしておきました。

お城から徒歩数分のところに、重要文化財の旧開智学校があります。明治9年に竣工した当時の小学校の校舎です。

日本で最も古い和洋折衷様式の建物だそうです。そういえば、長野は「教育県」と呼ばれていますよね。

〇美肌の湯 ロマネット(長野県岡谷市)

本日の入浴はここで。諏訪湖のほとりにある日帰り入浴施設です。温泉博士で入浴料が半額になりました。

今までにない洋風デザインのかなり大きな内湯。フィンランドサウナも広く、20人は入れそう。定期的にロウリュも行われるとのことです。

〇道の駅 ほっとぱ~く・浅科 (長野県佐久市)

この旅最後の車中泊場所です。佐久市内のはずれにあるこじんまりとした道の駅。トラックや車中泊車はとても少なく、穴場的な道の駅のようです。到着したのは午後9時過ぎ。就寝準備をしてベッドに横になって数分、何か車のすぐ前で赤い光が動いています。のぞいてみると、おっと、パトカーの赤色回転灯です。職質キター! 初めての経験なので、どんな受け答えをするかワクワクしながら待っていると、そのまま行ってしまいました…。このようにパトロールをしてくれているからこそ、我々は安心して車中泊の旅ができるわけですよね。感謝です。

〇帰路ドライブ(長野~群馬~栃木県) ※第5日目

5日目ともなると、さすがに旅の疲れがたまってきています。今日はこのまま観光をせずに自宅へゴールすることにしました。何度も走行しているコースなので、特に観るものもありませんしね。

〇道の駅みかも(栃木県栃木市)

栃木県に戻ってきました。栃木市唯一の道の駅のここで充電休憩です。平日ですが子供連れのお客さんでいっぱい。春休み期間中ですからね。

時間は限定されていますが、栃木県の道の駅では珍しく、課金なしで充電できます。施錠されているので、事務所での鍵の受け渡しがちょっと面倒です。さあ、自宅まであと1時間半、慎重なドライブを心掛けます。

☆8th tripのまとめ

①今回の旅で、愛知県内を初めて走行したのですが、三河ナンバー車のドライビングは噂通りでしたね。ある国道バイパスでのこと、2台の軽自動車が僕の前を結構なスピードで走っていたのですが、後ろの車が前の車に、軽くバトっている感じでビタ付け。「あおり運転か!」と一瞬思ったのですが、後ろの車のドライバーは上品な感じのおばさまだったので、そういうことではなさそう。他の車同士もそんな感じで、「愛知県内での車間距離は通常の二分の一」くらいに思った方がよさそうですね。その他、車線変更や合流もかなりアグレッシブですし、交差点では「黄色当然、赤勝負」的な…。おそらくドライバー個々の技術はかなり高いのでしょう。初めてハンドルを握ったときからこのような環境で揉まれていると、「運転における鋭い見切り」が培われていくのでしょうね。ちなみに、僕の車は愛知県内でビタ付けされたことは一度もありませんでした。走行している普通車のほとんどがトヨタ車なので、「他県ナンバーの日産車」はヘタクソだと思われていたのかも…。

②今回の旅も、勾配の激しいコースが多かったため、電費マネジメントに苦労しました。今まで電欠・レッカー移動に陥らなかったのは、単に運が良かっただけかもしれません。旅の疲れも、大部分が運転時のストレスによるものだったと思います。「だったらケチらずに、快適で効率の良い高速道路を使ったらいいのに…」と言われることもありますが、そうするつもりは更々ありません。高速道路を使っての移動は、ファン・トゥ・ドライブの対極に位置するものと僕は思っているからです(タイムトライアル志向の走り屋さんは別にして)。スタート地点、ゴール地点だけでなく、休息のための停車地点も決められていて、走行中は加速だけでなく減速までも制限される。車窓から見える景色は、その土地の大まかな風景と防音壁だけ。「ほんま何がおもろいねん!」と思わず関西弁で叫びたくなるほどです。きっと近い将来、高速道路を走行する車はAIによって完璧に管理されることになるでしょうね。「自由気ままに」が僕の旅の基本コンセプトですので、走りたいときに走り、停まりたいところで停まり、時には不便を楽しむくらいの気持ちで旅を続けていきたいと思います。

③次回は青森県・北海道! 時期はGW10連休後の5月中旬~6月上旬を予定しています。一週間から10日はかかるだろうなあ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です